7番隊隊長の部屋

今とか未来とか。日記ではない。日記はまた別にあります。

2012-01-01から1年間の記事一覧

決算 3

※つながってます。今回で完結するはず。 時制:現在 キル「解散って言われてもなあ…」 ギル長がどこかへ行ってから約十分後。解散と言われたからには会議室に残っているのは何かおかしい、でもそのままどこかに行くのもモヤモヤする。という訳で会議室にいた…

決算 2

※つながってます。まあ読んで無くても分かるとは思いますが。 時制:現在 7「…というワケなんですが…何か300万稼ぐ方法ある人います?」 レギオンズΣ会議室。G様やキル、受付の人に協力をあおいで隊長や主要メンバーを集めてもらった所だ。いつもより事態が…

聖夜

時制:現在 ※つながってません。長い。捏造多し。オチなし。意味不。7視点。 今日は12月24日、クリスマスイブ。レギオンズでも、この日は団員全員で盛大にパーティーをする。依頼を早く終わらせて、皆で一緒に準備をして…皆が一様に楽しみにしているのだ。 …

記憶 9

時制:過去 side:1 「私は…っ、何て事を…人を殺して、平気でいたなんて…」「馬鹿、思い出さなくていい!ナナ、あれはお前じゃない、あの人たちを殺したのは7a2だ、 お前とは違う!お前はナナなんだ!虫も殺せないほど優しくて、俺の幼馴染の…」「違うっ!私…

決算

時制:現在 「ヤバイ、これは本当にヤバイ…」 12月。クリスマスやら何やらで色々と楽しい時期ですが、私にとって12月は一番大変と言っていいほど大きな仕事のある月でした。 1年の総決算。 入団当初から何故か経理の仕事を任せられているので、初めてではな…

記憶 8

時制:過去 side:2 (何…何なんだ、これは…) (記憶が…溢れ出してくる…) (頭が…おかしくなりそうだっ…!) (ケイ…!) side:1 ドアの前で異変に気付いた。部屋の中から、うめき声とバサバサという乾いた音が聞こえてくる。乾いた音はスキルで生まれた本…

記憶 7

時制:過去 side:1 目が覚めると、そこは俺の部屋でした。なんて、少し洒落た事を考えてみた。手術室で麻酔をかけられてからの記憶はないから、誰かが運んでくれたのだろう。ふと、頭に鈍い痛みを感じる。大分切ったのだろう、包帯が頭を半分ほど覆っていた…

記憶 6

時制:過去 side:1 ノックの音がした。「7a1、入るぞ。」そう言って入ってきたのは1人の研究所員だった。いつも俺達に手術やらの説明をする男だ。「何の用だ?」 「7a1、お前に人工的にスキルを与える実験台になってもらう。」「分かった。」何の実験か、等…

記憶 5

時制:過去 side:2 「7a2、いるか?」ノックの音とともに、ドアの向こうから声がした。標準的な身長の男性みたいだ。年齢はだいたい25歳といったところか。「いるよ。入れば?」 ドアが開いて入ってきた人物は、概ねオレの予想通りだった。白衣をきているし…

記憶 4

時制:過去 side:1 夜遅く、研究所の中を、俺は今日最後の仕事を終えるために歩いていた。その日にあったこと、全てを報告する。それが、俺の一日の最後を意味する仕事だった。 「入る」 ドアを開けた先には、暗闇。廊下から漏れる光で何者かの姿が浮かび上…

記憶 3

時制:過去 side:2 死屍累々。 あと血液。 立ちのぼる死の匂い。 そこに立っているのは二人の若者だけ。っていうかオレ達だけ。 オレの右手には拳銃、左手には長めのナイフ。持っている凶器と死体の傷口からして、ここにいるほとんどの人間はオレが殺した者…

災難

時制:現在 いやね、うん。いや、いいんですよ。新入団員が増えるのはオレだってとても嬉しいんです。ていうか大歓迎です。 でも登録とかの処理が大変なんですよ(泣 まだチェックできてない方が大量にいるんですよ。受付の人とかも手伝ってくれてますがそれ…

記憶 2

時制:過去 side:1 俺達は幼馴染で、とても仲が良かった。俺の名前はケイ。彼女の名前はナナ。俺とナナは毎日一緒に過ごしていた。しかし黒と白、種族が違った。何回目かの誕生日を迎え、俺は白軍の兵士学校に行かされる事になった。 俺はそれを仕方の無い事…

記憶 1

時制:過去 side:2 俺達は元々普通の人間だったらしい。 と、オレの片割れであるあいつは言っていた。それが3日前の事なのか、3ヶ月前の事なのか、3年前の事なのか…オレ達が普通の人間だった頃の事なんて何も覚えていない。そもそも3時間以上前の事はほとん…