その後、ガラスケースからなんとかして中の本を取りだそうと試みたが、ただのガラスではないらしく、渾身の力をこめて自分の本で殴り付けてもヒビすらはいらなかった。この本はマシンガンで撃ち続けても平気な程丈夫だし、私だってこんな見た目でも大の男を…
木製の古びた扉に鍵はかかっておらず、力をこめると軋むような音を立てて開いた。 「うう、暗い…」 扉のすぐ横にあった照明のスイッチらしきものをカチカチしてみたが反応がない。電気は通っているという話だったがどうやらブレーカーが落ちているようだ。 …
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